2008年7月から工事を行っていた「滬寧城際高速鉄道」が、6月から試運転を開始し、
7月1日(木)に正式運行をスタートする予定であることが分かった。
同鉄道は、上海と南京を結ぶもの。4月上旬頃から沿線を含めた全線の調整作業を行っていた。
関係者によると、調整時の最高速度は時速350㌔で、開通すれば、
上海から南京まで片道約1時間で移動できるようになる。
現在、上海―南京間を結ぶ動車組(新幹線)は、約50本運行しており、そのうち直通列車は25本。
「滬寧城際高速鉄道」の開通後は、本数は約2倍となり、
運行間隔は約10分以内にまで縮まると予測されている。
鉄道部門によると、チケット価格は動車組よりも割高になると予測されているが、
最終的な価格は正式運行となる際に発表するとのこと。
また、開通に伴い自動券売機も充実させる予定で、
現在50台を設置している上海駅には、さらに80台余り増台される。
(5月31日)
~上海ジャピオン6月4日号より