500元で青島に行き、夏空の下、本場の青島ビールを飲みたい
かしこまりました。青島の夏は上海より涼しいですし、夏空の下のビール、イイですよね。
最近は交通も便利になっておりまして、青島までは飛行機なら1時間ほど。あっと言う間に着きます。では、早速チケットの手配をさせてもらいますね。…んっ、往復700元!? あの~お客様、電車移動でご辛抱下さい。青島までは19~20時間。しかも、硬座です。これなら往復340元ですので。重ね重ね、ご辛抱下さい。色々我慢した後のビールは、そりゃあもう、美味しいはずですから。
次に青島に着いてからです。先に言っておきますが、宿泊するお金の余裕はありません。恐縮ですが、到着日の15時50分には、帰りの電車に乗って下さい。だから、市内の移動はタクシーで迅速に! 滞在する6時間を必死で満喫しましょう。
青島でビールを楽しむなら、「桟橋」は必ず寄りたいですね。実はここ、青島ビールのラベルのモデルになっている場所なんです。是非ここで、缶ビールを片手に景色と見比べながら、しみじみと飲んで下さい。
それと、忘れちゃいけないのが青島ビール工場。入場料が50元必要ですが、中では絞りたてのビールを、たらふく試飲できます。ただ、絶対酔っ払わないで下さい。15時50分の電車に乗らないといけないので。そこは本当にシビアです。
では、ご希望のプランが完成致しましたので、旅程をFAXでお送りします。
現地滞在6時間! 青島ビールとんぼ返りツアー
①午後13時21分、上海駅から空調快速(硬座)に乗って青島の四方ヘ
残金 330元
②駅からタクシーで「桟橋」へ。青島ビールのロゴになっている「桟橋」を眺めながら缶ビール(約4元)を一杯。
(タクシー代は20元以内)
残金 306元
③海岸線のレストランor浜辺でビールを飲みながら昼食
(食事代は40元程度)
残金 266元
④「桟橋」からタクシーで青島ビール工場へ。入場料(50元)で搾り立てビールを試飲。
(タクシー代は20元以内)
残金 196元
⑤タクシーで急ぎ駅へ戻る
(タクシー代は20元以内)
残金 176元
⑥午後15時50分、再び空調快速の夜行列車(硬座)に乗って上海へ。お金が余ってれば車中で夕食を(タクシー代次第ですね)。午前11時頃着
残金 0元
主な交通機関
上海→四方(青島)
■主な便名:上海駅13:21発空調快速「K294/K295」~四方駅 翌日9:45分着
■所要時間: 20時間24分
■料金: 硬座170元、硬臥300元前後
四方(青島)→上海
■主な便名: 四方駅15:50発空調快速「K293/K296」~上海駅 翌日11:13分着
■所要時間: 19時間23分
■料金: 硬座170元、硬臥300元前後
プロから見るツアー実現度 (中)
この便利なご時世に、あえてこういうツアーをするのも、かえって贅沢かもしれませんね。チケットさえ買えれば、ツアーは実現可能だと思います。硬座20時間なので身体は痛いですが。長時間電車に揺られた後のビールは別格でしょうね。
コメント協力: 上海高越
~上海ジャピオン7月27日発行号より