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ミイラを見にエジプトへ!?
労働節は発掘遊び三昧だ
女「清明節のお休みが終わったと思ったら、すぐに労働節のお休みね」
男「そうだな。今年、うちの会社は1週間ほど休みみたい」
女「へえ、じゃあどこか旅行行きましょ。海外がいいわね」
男「そう気軽に言うなよ。連休は家でのんびりが基本だろ」
女「嫌よ! 私は悠久の歴史ロマンを感じさせるようなところに行きたいわ」
男「悠久の歴史ねえ。そうだな、ミイラでも見に行くか」
女「えっ、エジプトに連れてってくれるの? やった~。さすがは、私のダーリンね♪」
男「エジプト? どこそれ? 行くのは人民広場近くの自然博物館だけど」
女「はっ?」
男「だから、自然博物館にミイラを見に行くの」
女「もう。私は旅行に行きたいって言ったでしょ」
男「博物館に行くのだって小旅行だろ。それにちょっと痩せたにしても、明代の人が当時のまま横たわっている姿って、なかなか見られないだろ」
女「確かにそうだけど。エジプトじゃなくてガッカリよ」
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男「そういうなよ。ネットで調べてみたんだけど、ミイラ以外にも珍しいもの一杯あったぞ」
女「例えば?」
男「ジュラ紀の恐竜とか、マンモスみたいな象の化石かな」
女「どうせまた、超小型の恐竜のなんでしょ」
男「違うよ。全長20㍍を超える大型恐竜だよ。スケールデカイの大好きだろ、君」
女「それ、いいわね。そんな大きな化石見てみたかったのよ」
男「だろ。他にも、〝生きた化石〟って呼ばれるシーラカンスの標本だって、君の言う悠久の歴史ロマンを駆り立てるんじゃない?」
女「へえ、ホントに珍しそうなものばかりね。マニアックなあなたが夢中になるわけね」
男「ここ、とにかく動物の標本と模型だらけなんだ。魚はもちろん、鳥や昆虫に爬虫類も。特にカエルの標本は懐かしいね」
女「どう懐かしいのよ」
男「解剖されたカエルの展示があるんだって。小学校のころ、理科の実験で解剖しただろ」
女「してません! 気持ち悪そうなものは見たくないわ」
男「じゃあ、君はそこの展示室、スルーだね。しょうがない、君を取って置きの場所に連れてってあげよう!」
女「どこどこ?」
男「売店だよ。古い駅舎の待合室的な所の傍にあるから、趣あるんだ。それに何と言っても、土の固まりの中から、恐竜たちを発掘するおもちゃが売ってるって話。労働節休みは、そのおもちゃ買いまくって、一緒に発掘ハッスル! な~んて」
女「…。ひとりで発掘ゴッコすれば。私は友達とエジプト行かせてもらいます!」
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住所:?延安東路260号(×河南中路)
電話: 6321-3548
時間: 9時~17時(15時半チケット販売停止)
料金: 5元
休館日: 月曜日
アクセス: 地下鉄2号線「南京東路駅」3番出口より、河南中路を南へ徒歩12分。
延安東路を東へ曲がり、さらに徒歩2分。
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