中華風松茸を楽しむ
オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。今は剣川県で、この辺りの特産である松茸を探しているところ。さっきホテルの人に聞いたら、まだギリギリ市場に出回っているはずだって言うから、近くの中華料理屋を物色中なんだけど…ビンゴ!メニューに「松茸」の文字を発見、早速いただくとするぜ。
日本だと、松茸はそのまま焼いたり、炊き込みご飯にして食べたりするのがメジャーだけど、中国ではスープや炒めものにするのが一般的。あれ、でもここは珍しく「炭烤松茸(松茸の炭火焼き)」があるから、これも頼んでみよう。ほほぉ、ホットプレートにスライスされた松茸がビッシリ並んでいるぞ。なんか、焼肉焼いているみたいで楽しいな…。
香り高い松茸を楽しんだところで、そろそろ次の街に出発。観光都市「大理市」まで約65㌔だから、頑張れば今日中に着くんだけど、実は最近腰の調子がよくなくて…。ここは無理せず、その手前の「洱海県」まで向かうとしよう。
腰痛には地熱が効く!?
洱海県は大理市で有名な湖「洱海湖」の水源があるんだよな。ここにも「茈碧湖」なる湖があって、のどかないい街みたいだ。ん?その湖の辺に「大理地熱国」って何だか、腰痛に効きそうな場所がある。早速行ってみるぞ。うわ、すごい湯煙だ。ここは「九気台温泉」を主軸にした、温泉テーマパークらしい。やった、ここで腰の痛みをゆっくり癒せる!国道をもう少し南に行くと「下山口温泉」っていう別の温泉もあるみたいだし、今日は風呂三昧といきますか。 さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!
~上海ジャピオン2017年12月22日発行号