編集H:おにぎり&豆乳
私の場合、家と会社が徒歩3分の距離なんで、近所で食事しようとすると、同じものになっちゃうんだよね。でも通勤途中に、朝のみ営業のお店で朝食を買っテイク。これぞ、中国ローカル的生活の第一歩でしょう。
そして中でもイチオシはコレ、油条や漬物が入ったもち米おにぎり。ビニール手袋をはめたおばちゃんがご飯を手に取ったら、握って形を整えつつ油条をバリバリバリ~っと包み込んでいっちゃうのがスゴイ。油条のほんのり塩味が、甘い豆乳でマイルドに。
編集K:朝からスタミナ麺
俺は1日を元気良く過ごすために、朝からガッツリ食べるタイプなんだ。ここは新天地の南にあるラーメン店で、餡かけラーメン専門なのさ。
お気に入りは「双澆大腸麺」。テッチャンと豚肉細切り、白菜がドーンと乗っててスタミナ満点。甘口醤油と酢で味付けしたアツアツの餡もたまらないな。しかも「双澆(2人前)」を頼むと替え玉が無料なんだ。餡は「鶏丁(鶏肉の角切り)」や「鱔絲(タウナギ)」など、20種類近くあるから、どんどん試したいな。24時間営業なのもありがたいぜ。
編集F:有意義なモーニング
週末をいかに有意義に過ごすかって、それは朝のスタートダッシュで決まりますよね。最近の私、週末の朝は「大壷春」で焼き小龍包って決めてるんです。
ここの焼き小龍包は、皮が分厚くて食べ応え満点。プリプリのエビをインした「大草蝦鮮肉生煎」なら、あっさり風味で2皿でもペロリ~♪
食後は腹ごなしを兼ねて、人民広場までお散歩という名のウィンドウショッピング! ってな具合で、週末ごとに新しい洋服が増えていってる私は、確信犯かしら!?
編集H:麻辣燙で花椒ホリック
この店はジャピュランでも2度紹介してるし、知ってる人も増えてきたかな~とは思うけど、お昼のお気に入りって言ったら、やっぱり私にはここしかないんだ!
当初は夜に行ってたんだけどね、本店なんか2時間待ちはザラだし、この店舗も相席になったりするしで、最近はもっぱら週末のお昼に行くようにしてるの。3年前から通い始めて、今じゃ「重辣」でもまあ大丈夫なんだけど、大体同行者に合わせて「微辣」にするかな。あ~「花椒」って中毒性あるわ…。
編集K:上海版お袋の味
休日の午前は復興公園でランニング。その後、興安路のこの店で昼飯を食べるのが週末の楽しみなってるのさ。
上海家庭料理のお店で、店主のおばちゃんがいつも温かく出迎えてくれるんだ。お昼になると、常連客や付近の住民と思しき人たちでいっぱい。オススメは黄魚(キグチ)と豆腐を甘口醤油で味付けした「黄魚烩豆腐」で、店の名物料理なんだぜ。ドロッとした甘い煮汁が、魚によく染み込んで絶品さ。上海版お袋の味って感じかな。客単価は1人当たり20元程度とリーズナブル。これからも通い続けたいな。
編集F:醤油風味の中華麺
会社の近くで、サクッとランチを済ませたい日は迷わずこのお店。初心者向けあっさり味の「蛤蜊(ハマグリ)麺」もいいけど、私はここの人気メニュー「黄魚麺」が大好き。
麺は細麺、スープは醤油ベースで、うどんスープのよう。軽くフライしたキグチのふっくらした食感と、スープに溶け出す脂分が何とも言えない! ファンになること間違いなしね。これにトンカツ「炸猪排」(20元)を合わせれば、午後の仕事に向けて、パワーチャージ完了ってわけです☆
編集H:全身から漂う〝麻〟臭
もともと辛いもの好きだけど、こっちに来てからというもの、ますます加速してる気がする…。それに抗うことなく、日々〝麻〟と〝辣〟のチャージに余念がない私、月イチで行くのがこのお店。
火鍋といえば、赤と白の「鴛鴦」タイプが一般的だけど、これはさらに「花椒」を加えた3つの味が楽しめるの。サイドメニューの、サトイモと鶏肉の麻辣煮込み「芋児鶏」(68元)も外せない。難を言えば、全身に花椒の匂いがついちゃうから、アフターで取材なんてまず無理ね(笑)。
編集K:具だくさん海鮮鍋
後輩たちにおいしい火鍋屋に連れてってって言われるんだけど、いつもこのお店に案内するんだ。チャーハン特集の時に取材したお店なんだけど、ここの海鮮火鍋が絶品なのさ。
カニに白身魚、マテガイ、ハマグリにエビ…、とにかく新鮮な海の幸が鍋から溢れるぐらい盛られてて、スープにも具材の旨味がよ~く出てるのさ。ご飯にぶっかて何杯もお代わりしちゃうぜ! スープが残ったら、+8元で麺を加えて〆ちゃおう。98元で3、4人前ってとこだけど、5人以上の大人数なら168元のものを頼むといいかな。
編集F:先輩から引き継ぐ店
会社の先輩に連れてってもらって以来、私のお気に入りになってるのがここ「永興餐庁」。
お店は路地を入ってくから、見つけづらいけど、そこがまた特別感があるのよね。料理は、どれもハズレなし。中でもオススメは、山椒と唐辛子が効いた「水煮牛肉」。ここのは春雨入りで、ツルツルいただけちゃう。それから、千切り揚げポテトに黄ニラを絡めた「韮黄土豆絲」(18元)も◎。ポテトチップスみたいな新感覚で、夏は炭酸飲料と一緒にグイグイいっちゃえ~!
編集H:ローカル人気の夜食
編集者たる者、記事のネタ探しには日常的な努力が必要とされる職業なんです。この店も、ローカルニュースを調べていたところ…残業の多いホワイトカラーに大人気の夜食店ってことで、早速特集を組んだのが昨秋。
ローカル朝食の定番「油条」がメイン、それも深夜に食べるなんてゴメンだわって思ってたけど、編集者魂に火がついて行ってみたら、これがメチャウマだったの! 豆乳は甘い方がベストマッチだと思うけど、ザーサイや海苔が入った塩味も捨てがたいな♪
編集K:下町の名餛飩店
夜中に急にお腹が減っちまうことってあるよな。そんな時俺の行きつけが「耳光餛飩」。
下町情緒溢れる通りにあって、いつも満席。店名になってる「耳光」は、中国語で「おいしい」を意味する「打耳光都不肯放(ビンタされても放さない)」っていう言い回しから取ったらしいぜ。レンゲからはみ出そうなくらい大きいワンタンの餡は、ナズナと豚肉。通の俺はこれに焼き豚をトッピングするんだぜ。俺だけの隠れ家にしときたかったけど、今度みんなも連れて来よう。
編集F:深夜の胃袋を癒す
特集担当の週は、帰るのが遅くなっちゃう…。そんな私を支えてくれるのが「頂特勒粥麺館」。ここは24時間営業、近隣エリアには出前可能とのことで、残業の時は、ほぼ毎回お世話になってるんですねぇ。
ここのお粥、お米の形がわからなくなるくらい、トロトロに煮込まれてて、最高なんです☆ 中でも私が自信を持ってオススメするのは「香菇干貝痩肉粥」。ホタテの貝柱がほど良く塩分をプラス、シイタケの旨味成分もこれでもかってほど出てます。ただのお粥と侮るなかれ!
編集H:蘇る黄金時代の味
こっそりオススメ、というにはあまりにも有名だけど、今回は鉄板中の鉄板を。
仕事で辛いことがあると、留学中の黄金生活に想いを馳せながら(※編集Hは台北に留学してました)、これを1人で丸ごと食べるの。手作りプリンの味が濃くて、キャラメルシロップに全然負けてないんだよね。ああ、前の編集長とも飲んだ帰りに来たな…あの頃は良かったわ~今夜も行っちゃおうかな。
編集K:中国低カロスイーツ
ホテル記事を担当していた頃は、西洋スイーツをよく食べたな。そんな時、中華の甘いものが食べたくなってハマったのが「海棠糕」。
中は餡がたっぷりで、表面にピーナッツやゴマなどがまぶしてあって香ばしく、さらにシロップも塗ってあって甘味も倍増さ。生クリームとかチョコレートとか高カロリーな材料は使ってないから、太る心配もなさそうだな。
編集F:巨大ゴマ団子に舌鼓
私の楽しみの1つに中国のお菓子屋さん巡りがあるの。これまで色々挑戦してきたわ。ここの「麻球」も気になってはいたんだけど、ゴマ団子ならほかの店でも食べられるから後回しにしてたのね。
で、この間、ヨガの帰りに小腹が減ってとうとう買っちゃいました。大きなお口を開けてパクリ。揚げたてのゴマ、衣の香ばしさが鼻を突き抜けます。中には私の大好きな黒ゴマペーストがたっぷり。衣のモッチリ感も申し分ないです。甘い物&新し物好きの人はぜひトライを♪
~上海ジャピオン2014年7月11日号