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日本より上海(中国)が良いなと思うとき
「自由気まま」という言葉が似合う上海。
今回集まった作品では、物価の安さを指摘するものが多かったが、大賞は「気ままさ」を表現した作品に決定。
では、作者の声を聞いていこう。
大賞! 老百姓さんより
出勤に1時間かかるので、会社についてからお化粧して、朝ごはんを食べています。
編 合理的で良いですね。
ジャピオンでも、肉まんをほお張りながら通勤する同僚がいます。
佳作1 キャプテンさんより
なんてったって、タクシーが安い。家も近い。
日本ではタクシー帰宅なんて絶対できません。
編 終電や懐具合を気にせず、トコトン飲める上海は、酒好きの天国です。
佳作2 二本松少年隊さんより
日本だと、持ち帰りはチョット恥ずかしい?
編 最近はレストランの持ち帰り用のパックも、しっかりした容器になって、
タレ漏れとか気にしなくて良くなりましたよね。
佳作3 不想回国さんより
中国では、どんなに歳とっても独身ならお年玉がもらえます。
お歳を召した日本女性が、喜んでいる光景に出くわします。
編 へえ、独身だったらずっとお年玉もらえるんですね。
来年のボーナスのときには、独身社員は、お年玉分を上乗せしてもらえるように、
社長に独身をアピールしないといけませんね~。
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自分がローカルに染まっていると感じるとき
上海生活が長くなると、知らず知らず上海人の生活習慣に染まっていくもの。
現地化寸前の日本人を描写したかのような作品は、どれもついついうなずいてしまうものばかり。
交通ルールなどに関する作品も多く寄せられたが、大賞は、日常を的確に切り取った作品が選ばれた。
コメントとともに楽しもう!
大賞! こじんまるさんより
美人台無しと興ざめする事例。
日本での「どんな美人でも麺を食べるときに音を立てる」に対し、
中国では「どんな美人でもあくびをするときに口を隠さない」です。
中国の人は遠慮なく「かぁー」と大あくびしますが、最近自分もそうなってきています。
年取るとダメですね。
編 あくびもそうですが、美女に痰や鼻水とかを、自分の目の前で出されたら、百年の恋もいっぺんに冷めちゃいます。
?佳作1 ミスター誠さんより
交通渋滞など時間が読めなくて苦労します。
自分が遅れたとき、相手も遅れていることも。
編 中国に住んでいると段々と、時間に対して大らかになりますよね。
でも、遅刻理由が毎回渋滞ではダメですよ~。
?佳作2 みーもさんより
他人が持っているものが良いなと思ったときに、知らない人にでも平気で値段を聞いてしまう。
最初は聞かれてビックリしたけど、いつの間にか自分も知らない人に聞くように…。
編 気になることはずばりと聞いた方が、聞かないより精神衛生上いいかも。
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佳作3 出張男さんより
日本ではお行儀悪いのですが、食べやすくて美味しいです。
編 茶碗1つで済むので、自宅だったら、洗い物も減って一石二鳥!?
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?佳作4 赤提灯さんより
蛇口から出る水を飲む習慣が、無くなってしまいました…。
編 ミネラルウォーターや浄水器が欠かせない、上海生活です。
佳作5 つんそんまおより
母国語になるのは、日本語それとも中国語?
編 そのうち、上海語で「デェィデェィデェィ」と言うようになるかも?
佳作6 セニョール・トラフィックさんより
日本出張で迎えの車に乗る時の話。
人数が多かったので、「私が助手席に乗るよ」と言ったまでは良かったが、開けたドアは右側の運転席。
「すっかり中国人ですね」とは部下の言い草。
編 日本に帰って運転するとき、どの車線を走るべきか、一瞬わからなくなることもありますよね。
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?上海の夏
上海の夏と言えば、みんな思い浮かべるのは「暑い」の文字。
数多くの暑い上海の夏を基に作られ、送られてきた川柳のうち、大賞に選ばれたのは、人間の天敵を取り扱った作品に。
想像しただけで暑くなる作品の数々に込められた、作者の声を聞いてみよう。
?大賞! 鑑真さんより
日本じゃ経験のできない暑さのとき、蚊やゴキブリがおとなしかった。
ほんとに暑いと、こういう状態になることを知りました。
編 なるほど、暑い夏は害虫を退治する絶好のチャンスですね。
でもそんなときは、暑すぎて自分も退治する気力がないかも。
佳作1 J&Kさんより
とにかく暑くて、途中リタイヤも続出。
そこまで、ゴルフをやらなくてもと思うのですが。
編 日本人のゴルフ好きは度を越してる!?
夏はこまめに水分補給が肝要です。
佳作2 ワンタさんより
バスで毎日大学に通っています。
そのとき、空調車なのに、壊れているのかケチっているのか知りませんが、よくエアコンを使わないバスに出会います。
もう最悪~。
編 ぎゅうぎゅう詰めで、エアコンが効いてないバス…想像しただけで、頭がおかしくなっちゃう。
現代生活ではエアコンが必需品です。
佳作3 ずみしみずさんより
暑さに耐えられず、見た目を気にしなくなった、おじさんの定番ファッションですね。
本人たちは「半裸で何が悪い!」といった感じでしょうか。
編 見慣れると、ヘソだしもアリかなと思えてくるから不思議。
佳作4 ニャンタさんより
あちらこちらでよく見かける光景です。
くまのプーさんが透けてるのはきつかった。
編 完全に透けてしまうような薄い服は、
野菜市場などで使われているビニール袋の薄さとともに、中国の謎のひとつです。
佳作5 ぺこりさんより
夏はスコールのある上海。
油断して傘を忘れると大変です。
編 上海では、真夜中にザーッと雨が降って、朝には晴れているということもよくありますが、
昼間に降るとタクシーも捕まりませんし、傘がないとアウトですよね。
傘を忘れたときは、雨宿りして、じっと待ちましょう。
佳作6 ばんさんより
こんな夏でもやはり、中国人カップルは〝あつい〟です…。
編 中国のカップルのアツアツ具合は、何だかうらやましいやら、こちらが気恥ずかしくなるやら。
もしかしたら、上海の酷夏の原因は、カップルたちの熱気にあったりして。
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?~上海ジャピオン7月17日号より