友人が多いリア充揃い
シティボーイ&ガールな上海人、一般的なイメージとして友人付き合いは淡泊なのかな?と思いきや、頻繁に連絡を取り合っているようだ。付き合い方も、腕を組んで歩いたり、一緒に料理を作ったりと、とっても親密な様子が窺える。女性はもちろん男性同士でも、料理を小皿に取り分けあったり、薄着で寒がる友に自分のジャケットを掛けてあげたり…恋人や奥さんがヤキモチを焼いちゃいそうなほどの仲良しぶり。まるで子どもの頃の友人関係が大人になってもそのまま続いているようで、微笑ましい限りだ。
憧れの人については、ほぼすべての人が自国の有名人ではなく、外国人の名前を挙げた。今人気の海外歌手を押えているところは、さすが〝都会っ子〟といったところ(笑)。しかし中には、川端康成や宋美鈴と回答した文学少女もいた。
キーワードはやさしさ
次は気になる恋愛話。過去に付き合った恋人の数は1~3人と答えた人が多かったが、6人以上と恋多き人もちらほら。一方「1人か2人」や「5~6人」など曖昧な回答も多く、気になった。これは男女の友情なのか、はたまた愛情なのか…そんな微妙な関係を経験したのだろうか…多くは聞くまい(笑)。
理想のタイプに関しては、女性の方が男性よりもたくさんキーワードを並べた。ポイントは「やさしさ」、「誠実さ」、「面倒見がいい」といったところだろうか。対して男性は、かなりマニアックな理想を挙げるか、特になし、の二極化。前髪セパレートと答えた彼は、恋愛経験が豊富なようだが、歴代の彼女はみんなその髪型だったりして…?最後に強調すべきは、妻帯者である男性2人ともが「奥さん」と答えたこと。ステキ!
乙女の夢がてんこ盛り
一生に一度の大イベント、プロポーズ…これには、女性たちの夢がいっぱい詰まっていた。中国のプロポーズは、男性がバラの花束や婚約指輪などのプレゼントを手に、女性の前に跪いて行うのが一般的。今回の調査ではこれに加え、友人や両親など親しい人に見守られる中、祝福されたいという女性が大半を占める結果となった。
ところで昨年のリオ五輪や、周囲の人が突然踊り出す「フラッシュモブ」の動画などで話題になったサプライズプロポーズだが、そこまでのドキドキを望む声は見受けられず。むしろ「サプライズはちょっと…」という女性も。一方男性陣は「彼女の要望に従います」という声が多数。将来妻になる人に秘密のプロポーズを用意している彼、実行の時はぜひ教えてもらいたいものだ。
男性は愛情、女性は友情
「愛情と友情、どちらを選ぶ?」…不変のテーマをぶつけてみたら、男女で全く異なる結果が出てビックリ。日本では「女性同士の友情は薄っぺらい」とか、「男性は愛情表現が下手」などと言われている気がするが…見事に逆の回答だ。
それでは最後に、ズバリ聞いちゃう!上海の男性は、女性に頭が上がらないってホント?…結果は、多くの男女が「それは違う」とコメント。女性を大切にする男性が多いあまり、ほかの地域の人から見ると、男性が何でも女性の言いなりになっている…と感じてしまっているようだ。先の質問「愛情or友情」で愛情を選択した男性が半数だったから、この話には納得。一方「そうかも」と答えてくれた人からは、財布を握られているから、口では勝てないからなどの意見が寄せられた。
~上海ジャピオン2017年3月31日発行号