編集部のあの人に会いたいっ!

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ステキな芸名に目が釘付け

もう一年半以上前になるかしら。クラシファイドのサークル欄に「第2の人生エンジョイ会」メンバー募集の掲載申し込みが来たんだけど、申請者の名前が「ハーモニー山田」さんだったのよね。名前を見た瞬間「この人は絶対面白い!」とピーンと来ちゃった。

それで電話での取材の申し込みをしたら「実はアコーディオンの演奏に専念するため、エンジョイ会の代表を退いたのですが…」とのこと。え? アコーディオン弾けるんですか!?もうこれは直接話を聞くしかない!と、心躍らせ会いに行ったわ。

実際にお会いした山田さんは、物腰柔らかくとてもやさしそうな方。上海滞在歴は10年以上になるそうで、来海してから趣味だったアコーディオンとハーモニカの演奏活動を本格的に行うようになったんですって。今は芸名を「ハーモニー喜楽」に変え、週に1~2回、ショッピングモールの広場でその腕前を披露していて、曲のレパートリーはなんと、1500曲以上。『北国の春』を弾くと必ずウケるんだとか。ひぇ~、恐れ入りました。

 上海で第二の輝く人生を

ところでいただいた名刺に、行政書士と書いてあるんですが…。日本ではこの仕事にずっと従事されてきたんですね。10年前に退職し、上海で〝新たな人生〟を再びスタートされたんだそう。山田さん曰く「人生朝露の如し、自分のやりたいことをやった方がいい」。実際、現在の生活が楽しくて堪らないんだとか。今後も音楽を通じて、中国と日本の交流を進めていくのが目標で、幾つになっても勉強あるのみ、練習と学習意欲がボケない秘訣だ、と豪快に笑ってらっしゃいました。まさに新しい人生を満喫中の山田さん、私もパワーもらっちゃった!

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私の想像力なんて大したことない

篠原さんとは「トピックス」の記事を執筆するため連絡を取ったのが始まり。その後も何度か電話やメールでやりとりをしましたが、いつも会ったことない気がしないなあ、親しみわくなあ、と感じていました。この企画が出た時に篠原さんしかいない!とビビッと来て、やっと実際にお会いできました♪

私の篠原さん像は40代後半、少しプクッとふくよかな方。「上海オフィスBB」を訪ねると、若々しく物腰柔らかな男性がお出迎え。篠原さんはどこかな、とオフィス内を見渡す私。今迎え入れてくれた男性が「篠原です」と…〝え~、私の想像と違う~。すごく若いし、全然太ってな~い!〟という内心の驚きはおくびにも出さず「本日はお忙しいところありがとうございます。よろしくお願いします」とあいさつ。私の想像力…まるでイケてない、あはは。

 リフレッシュ方法は夜景撮影

篠原さんは普段、日系企業を対象に名義変更や登記、財務、コンサルティングなど幅広い業務をこなしているそう。上海に来る前は研究員として働き、ひょんなことから同社に勤めるようになり、上海生活は4年目になると言います。「転職した当初は大変だと感じることもありましたが、今は日々充実しています」と。また上海生活が楽しくなったきっかけとして「顧客の方からのあなたが担当してくれてよかった…この一言ですべて報われた気がします」とも話してくれました。

休日の過ごし方を聞いてみると、金・土曜の夜に外灘や陸家嘴に出掛け、夜景を撮るのが好きなんだとか。なんでも、終電で出掛けて撮影し終わった後は歩いて家まで帰るんだそう。今後はこの仕事を通じて中国の地方や世界各国を見て回れたらいいな~と語ってくださいました。その夢が叶うことを願っています☆

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美人女医と念願の初対面

「お医者さんの御用達」記事で、日々病院と連絡を取っている僕。でも取材はライターさんにお願いすることが多く、実際にお医者さんに会って話をする機会は少ないんすよね。で、今回の「会ってみたい人」というテーマでパッと頭に浮かんだのが、〝美人女医〟という言葉がピッタリな「コロンビアクリニック」の本橋先生。いつも窓口担当をしてくださっている徐さんに連絡すると、即答でOKの返事をいただきました。いつも通り、徐さんのメールの早さには脱帽っす。

 中国哲学を学ぶため医者に

本橋先生は小さい頃、テレビ番組の人形劇で『三国志』を見て大の〝三国志ファン〟になったそう。それから中国古典を読みふけるようになり、中国台湾にある台湾大学で中国哲学を学びたいと思うも、両親に医学部か法学部に進むよう言われたみたいっす。通っていた中高一貫校の校長先生に相談すると「それなら、中国哲学と医学を学べる漢方の道に進んだら?」とアドバイスを受け、茨城県内の医学部へ。医師免許を取得したら、念願だった中国留学を目指すんですが、医学部の恩師に「まずは臨床を6年やりなさい」と、精神科や内科で研修。そしてやっと2001年から半年間、北京語言大学に語学留学し、その後北京中医薬大学の鍼灸コースに1年間在籍、修士課程、博士課程と…元々1年の留学予定が4年半、最終的に8年半北京にいたみたいっす。

同院には昨年入職。自称〝日本部〟を設立し、患者の4割は日本人なんすって。生活習慣や言語の違い、特に夫の赴任に合わせて辞職し来海する女性の場合、仕事という社会との関わりを失い気持ちが不安定になりがちなんだとか。そんな時、彼女のもとを訪れる人が多いそう。今日は先生のこゆ~い中国談義を聞けて、刺激になりました!

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タイへの愛情を感じに

この特集の取材で、誰に会いにいこうかな~って名刺を眺めていたら、目に飛び込んできた超カラフルなカード。この名刺の持ち主は…ランチの取材でお世話になった、タイ料理屋「依桑厨房」オーナーのピーターさんね。とっても面白い人で、前回の取材時には一緒にタイのミュージックビデオ見ながら「見てあの人、ジャック・マー(馬雲)にソックリじゃない?」なんてくだらない話をしたのを覚えているわ。まだ私のこと覚えているかなと試しに電話してみたら「ハーイコンニーチワー」と不思議な日本語で出てくれた(笑)。もちろん取材は快くOK。

おっ、店構えがいつの間にかまた派手になっているね。大音響で響くタイ・ミュージック、ドアをくぐると「ピンポーン・サワディカー」と鳴るチャイム、店内に飾られた国旗やムエタイのポスター…。このコテコテなタイっぽさ、何度来ても好きよ。

 異国で頑張るタイ人を応援

上海生まれのピーターさんは元々車のエンジニアで、タイの工場で働いていた時にタイ人の奥さんと出会い、上海に戻ってタイ料理屋を開いたんだそう。さらに上海に住むタイ人にとって、この店を故郷のように思ってほしいと、上海で生まれ育ったタイ人の子どもにタイの言葉や習慣を教えたり、タイへ古着を送ったりするボランティア活動も精力的に行っているんですって。素晴らしいわね。そんなピーターさんにタイのよさを聞くと…。「幸せに暮らしているところ。タイは世界の幸福度ランキング上位国で、例え水害などがあろうとも笑って暮らしている。僕のような都会育ちではなかなか得られない心持ちだよ」と。おっしゃる通りです。またご飯食べにきますね、ありがとうございました~!

 

~上海ジャピオン2017年11月10日発行号

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