桃の花で 魚の目退治

中華4千年の歴史が伝える、民間療法をご紹介。

「お血」解消で
足裏ツルツル?


 足の裏にいつの間にかできて、居座りつづける魚の目。これを解消する方法が、中国ではなんと千数百年前から伝えられてきた。
 中医学によると、魚の目の原因は血のかたまりである「お血(けつ)」が原因である。局部的に長期間負担がかかり続け、血の巡りが悪くなったことによりお血となり、最終的に角質が増えたと考えられる。
 これを解消するのが桃の花。実は中国において桃は、邪気を払い、長寿を象徴する果物として古くから親しまれてきた。桃の花には「活血化?」という効能があり、血を活性化して「お血」を直に取り除いてくれる。これにより患部が正常な状態に回復し角質化が解消されるため、魚の目が治るというわけだ。
 桃が咲いたら、数千年の歴史を持つ治療法も試しにやってみる?

やり方


①桃の花1~2㌘を噛んでペースト状にする。
②①を患部に貼り付け、包帯などではがれないよう固定する。
③5日に1回交換する。これを3~5回繰り返す。

体験者の一言


桃の花はまだ咲いてないので、バラ茶の花で試したら、噛んだ途端にむせました…。魚の目が治るかは分かりませんが、足にいい香りがつきそうです。(K・O女性)

先生からの一言


中医の医学書には、塩と酢を加えると効果的であると記されています。古典に基づいて試してみると、より有効かもしれません。


岩崎学先生
北京中医薬大学・医学博士過程
中国足健会・碧塔海代表
反射療法と中医学でかなえるリラックスと健康
仙霞路320号?達大厦3F
TEL: 6295-1189

【注意書き】
※本記事は、編集部が独自に調べた民間療法について、中医学の医師に理論付けをお願いしたものです。効果を保証するものではありません。

~上海ジャピオン2月15日発行号より

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