世界の生活費ランキング発表 市の最低賃金額を引き上げ

英経済誌「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、3月21日(火)「世界都市の生活コスト調査」を発表。シンガポールが4年連続でトップとなり、上海市は世界16位だったことがわかった。

シンガポールに続いて2位が中国香港、東京と大阪がそれぞれ4位と5位、また韓国ソウル市が6位で、上位6都市のうち5都市がアジアの都市となった。一方、人民元安などの影響を受け、中国の主要都市は5~16位順位を落とした。蘇州市、広州市、天津市はいずれも国内最低水準の生活コストで、上海市に比べ約23%安いと言う。

また上海市人力資源と社会保障局は近日、市の1カ月当たりの最低賃を更新すると発表。近年、市では最低賃金や失業保険金などの社会保障が見直され、2012年に1450元だった最低賃金が16年には51%増の2190元まで増額。今年4月にさらに引き上げられる見込みだと言う。

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(写真は新浪より)

~上海ジャピオン2017年3月31日発行号

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