市建設交通委員会は4月12日(木)、市内の各交通機関や大型公共施設に対し、今後2、3年を目処に、ベビールームを新設するよう求める通達を出した。
これは、ことし開催された上海市人民代表大会の中で、役員12人が同会に提出した議案書に基づいたもの。役員は、「従来の設備は、衛生や社会マナーの面から考えて不十分。今後、人口の増加が見込まれている市内では、ベビールームの整備は不可欠」としている。
ベビールームには、外から覗かれない造り、充分な明るさがある、洗面台がある、などの基準が示されている。設置場所には、鉄道の主要駅、地下鉄駅、空港、大型商業施設、公園、レストランなどが挙げられている。
専門家によれば、授乳施設の整備で、市民の公共マナー向上も見込まれる。
(4月13日)
~上海ジャピオン4月20日発行号より