こだわりの手作りロフト

野口さんの紹介で訪れたのは張さん、金さん宅。
ロフト付の手作りの家は夫妻のこだわりとセンスが詰まっている。


収納に生活スペースに大活躍のロフト


　　家の内装設計から資材の調達まで自ら手掛けたという夫の張さん、妻の金さん。何も無いコンクリートの状態から、一つひとつ丁寧にデザインし、資材を決め、好みの空間に仕上げていく。そうして完成したのが今の家だ。そんな夫妻がとりわけこだわったのがロフトだった。
　ロフトへ上がるための階段は、螺旋階段をセレクト。キッチン横に設置されたその階段を登ると、広々としたロフト空間に繋がっている。壁は清潔感あふれる白。金さんのアイデアで、収納スペースを多めに設け、その内一カ所には洋服をかけられるように設計した。
　収納だけではなく、生活スペースとしても大活躍。ある時は、友人とお酒を飲みながらまったり過ごすリラックス空間として、またある時はウォーキングマシーンやホットヨガを楽しむスポーツ空間として利用。夫妻にとっても家で一番のお気に入りスペースだ。
妻の金さんは「家造りの期間で体重が10キロも減ったんですよ（笑）。でも、何よりも暖かく、ほっとできる家を造りたかったから」と当時を振り返る。

家の随所にアイデアが想いを実現させた家


　夫妻のアイデアは、ロフトだけにとどまらない。キッチン横には、一見するとバーカウンターのような朝食用スペースを設けた。朝食を大切にするふたりならではのアイデアだ。
そこからすぐ手の届く場所には、食器棚、ミキサー、トースターなどが勢ぞろいで、忙しい朝の対策もバッチリ。キッチン上には、１８０度回転可能なミニテレビも備わっている。
「暖かく、ほっとできる」こだわりのマイホーム。夫妻の造りたかった家は、今現実のものとなっている。

物件情報
◇地区：閔行区
◇間取り：90㎡＋80㎡（ロフト）
◇家賃：持ち家の為なし
◇築年数：5年
◇サービス：オートロック
◇交通：地下鉄より徒歩20分

⇒ＮＥＸＴ　ＷＥＥＫ
　張さん、金さん宅さんの自慢のお隣さんは、
〝上海で掴まされたアレコレ〟が自慢の南方さん。

～上海ジャピオン5月25日発行号より