実践! 対紫外線生活
紫外線の怖さを知れば、ギラギラとした夏の太陽に素肌をさらす気にはなれない。そこで、紫外線に負けないための秘訣を、上海歴4年の太太と、生まれも育ちも上海の上海女性に聞いた。
もともと色が白い
太陽に当たると真っ赤に
群を抜く白肌の持ち主、上海人の孫秋さんにも悩みがある。それは色の白さゆえに、陽射しに弱いということ。
「すぐに赤くなってヒリヒリするんです。とても敏感なので、夏は大変なんですよ」。
孫さんのように、太陽に当たっても、赤くなってすぐに元に戻る人は少なくない。このタイプは、肌を黒くするメラニンを生成する細胞「メラノサイト」が遺伝的に少なく、皮膚ガンのリスクが高い。
孫さんにとっての日焼け対策は「白さを保つというよりも、健康のためという方が正しいかも知れません(笑)」。そんな孫さんの紫外線対策は、可能な限り日陰に入り、サングラスと帽子で肌を守ること。「目って、実は紫外線に敏感。サングラスをかけてないと痛いくらい」。自分に合った対策を見つけ実行することが、透けるような白い肌を保つ秘訣となっているようだ。
【孫秋さん/25歳】
私は夏に長袖を着るのは好きじゃないので、夏は毎日しっかり日焼け止めを塗っています。
太陽に当たらないことを徹底
シミひとつない美肌をキープ
上海の夏をすでに4回経験したという、後藤昌子さん。にも関わらず、その肌はキメ細かくシミ知らず。上海の強烈な紫外線に勝つ秘訣とは?
「陽射しに当たらない! これを徹底するだけでだいぶ違います」。後藤さんの1日は、日焼け止めを塗ることから始まる。これは、室内に入ってくる紫外線をガードするためだ。外出する際は、帽子と日傘が必須アイテム。バスやタクシーに乗車するときには、陽射しの当たらない側に座るのはもちろんのこと、乗車中に陽射しが入ってきたら反対側に移動するという徹底振りだ。
「それでも浴びてしまった日は、アフターケアをしっかりすることが肝心です。私の場合は、とにかく保湿、保湿、また保湿ですね。毎日、朝晩のフェイスマスクは欠かしませんが、陽射しを浴びた日は、専用のマスクを使うことにしています」。紫外線を浴びると、肌は水分を失いカサカサに。それはやがてシワとなる。
「カサカサになってから慌てるよりも、そうなる前に予防することの方が大切」。将来の自分を想像すると、日常のこまめなケアも、手を抜く気にはなれない。
【後藤昌子さん/34歳】
ただ白くというよりは、ツヤと血色の伴った顔色の良さにも重点を置いています。
紫外線対策グッズあれこれ
ドラッグストアやスーパーで手軽に手に入るお助けアイテムはこちら!普段からこまめなケアを心がけ、紫外線の影響を最小限に止めよう。
【日焼け止め・ウォータータイプ】
Watson’s巴黎春天店/49元
伸びが良く、肌にスーッと馴染む。
低刺激なので、肌が弱い人にも。
【日焼け止め・スプレータイプ】
Watson’s巴黎春天店/69.9元
シュっとひと吹きで広い範囲をカバーする。
手足や胸元などにはこちらがベター。
【日焼け止め・リップクリーム】
伊勢丹梅龍鎮店/19.5元
唇のケアにはUVカット成分入りのリップクリームを。
シミや縦シワの予防に◎。
【シャンプー&コンディショナー】
家得利超市/左18.2元、右13.5元
紫外線を浴びてダメージを受けた頭髪を、
活性アミノ酸が芯からしっかり潤す。
【フェイシャルマスク】
パークソン淮海中路店/29.9元
日焼け後の保湿に。
漢方成分が配合された「可采」の美白タイプと保湿タイプ。
~上海ジャピオン6月1日発行号より