出前マスターになろう

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マウスで簡単注文

まずは、中国語が話せなくてもラクラク利用できる、ウェブサイトから注文をしてみよう。

デリバリーサイトは上記のマクドナルドのように企業独自に運営するものと、出前可能な店を複数紹介しているまとめサイトの2パターン。

後者は「外売wai4mai4」や「外送wai4song4」、「送餐song4can1」などのキーワードに「上海」を加えて検索すれば、星の数ほどヒットする。代表的なものは「百度外売」や「点我吧」、「外売超人」などだ。

基本的にはどのサイトでもまずは利用登録をし、それから注文画面に移る。ただし、中国語で「新規登録」に当たるのは「注册zhu4ce4」と「新用戸xin1yong4hu4」で、「登录deng1lu4」は「ログイン」のことなので、2回目以降の利用時にクリックしよう。

 

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タッチで簡単注文

続いてはスマホアプリ。ウェブサイト同様、大手ファストフードチェン店はデリバリー専門のアプリを開発していることが多い。

ツールは、iPhoneなら「App Store」、Androidなら「安卓市場(Android market)」から。ただし日本で購入した端末なら、「設定」メニューから「国または地域」を「中国」に変更しておくこと。

今回は、「ピザハット(必勝客)」、「外売」、「APP」で検索。「必勝客」の部分を「マクドナルド(麦当労)」や「ケンタッキー(肯徳基)」など、目当ての店に変更すれば、応用可能。

ダウンロード後の登録や注文の流れは、前述の「ウェブサイト篇」と同じ。アプリを使えばどこにいても注文できるので、ぜひ活用しよう。

 

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日本語で簡単注文

3つ目は電話注文。手順は日本と同様で、ネットの検索やパンフレット、広告などにある番号にかけるだけ。中国語が得意な人なら、コレが一番速い。

店によってデリバリー対応エリアが異なるので、場所によっては「不送bu4song4」とか「范围外fan4wei2wai4」などと言われてしまうこともある。まず届け先住所を伝え、対象内かを確認しよう。

しかし、中国語で話すのは不安だという人も多いだろう。そんな時に便利なのが日本人向けのデリバリーサービス「楽っとデリバリー」だ。

同社は完全日本語対応で、予約&デリバリーの代行を行う。配達範囲は虹橋、古北、中山公園、静安区、徐匯区、浦東新区。なお同社ウェブサイト(www.rakutodelivery.com.cn)からは、注文をしながら〝楽っと〟登録できる。

 

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自宅でレストランの味

オレンジとブラックの制服に身を包み、大きな四角いバッグを持った人を目にしたことがないだろうか?

彼らこそが「シェルパス(SHERPA‘S)」の宅配員。こちらは上海、北京、蘇州でデリバリー代行サービスを展開しており、加盟店の数は実に327店舗にも上る。

日本料理、イタリアン、フレンチなどのメジャーどころに加え、ドイツ料理、トルコ料理、マレーシア料理など全9万種以上のメニューをそろえ、欧米人を中心に利用されている。

デリバリー用のメニューではなく、レストランで提供している料理を配達してくれるので急な来客があった時などにも重宝する。

使いやすさを追求

オーダーの仕方としては、上記のようにウェブサイト(www.sherpa.com.cn)から会員登録してログインするほか、電話(6209・6209)やメール(service@sherpa.com.cn)からも受け付けている。

電話では、初めて利用する旨を伝えれば、電話番号と住所が登録され、2回目以降は住所を伝える必要がない。中国語に自信がない場合は、英語でも対応してくれるのがうれしい。

さらに、メニューには3桁の番号が振られており、料理名でなく番号を伝えるだけでオーダーできてとても楽チン。

迅速な配達をモットーとし、該当の店舗との距離が3㌔以内なら45分で届けてくれ、送料は15元。距離が1㌔延びる毎に送料が1元アップし、配達時間はプラス5分。

なお、土日6時~9時の時間帯が雨天の場合は、送料込みで200元以上のオーダーに限り受け付ける。

登録店舗すべてを網羅した小冊子を各店舗に配布しており、手元に1冊あると非常に便利、と常連客は言う。彼らの制服と同じカラーの冊子を見かけたら1冊確保しておくと良いだろう。

 

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~上海ジャピオン2015年3月13日号

 

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