上海市政府は6月8日(水)、現状の黄浦区と盧湾区の2区制を廃止し、
合併して新たな黄浦区を設立するという、行政区画調整法案が中国国務院
により正式に受理されたことを発表した。合併に関する詳細な日程は未定。
2010年の財務力データによると、市では、黄浦区、盧湾区、
静安区及び長寧区が上位を占め、1人当たりの財務力はそれぞれ1万元を
越えている。
今回、盧湾区が黄浦区に組み込まれることでより強い連合体になることが
予想される。
なお、新たな黄浦区は、面積20・52平方㌔メートル、人口90万9000人と
なる見込み。
また、この合併による住宅市場への影響を懸念する市民も見られるが、
住宅市場関係者は、合併の情報が出た後、市場の変化はなく、
基本的に影響はないとする。
(6月20日)
~上海ジャピオン6月24日号