野生ゾウが北上中 エサを求めて迷子に?

雲南省普洱市墨江哈尼族自治県の山地に生息していた野生のアジアゾウ15頭の群れが、移動開始から1カ月以上経った今でも、中国北上を続けていることが最近わかった。

このゾウの群れは、4月12日(月)頃から北上を開始。玉渓市元江哈尼族自治県、同市峨山県など直線距離で約40㌔を通過し、この移動による農作物の被害は56ヘクタール、初期計算の直接経済損失は680万元に上り、現地住民の生活に重大な被害をもたらしているという。雲南大学の教授によると、エサを求めて移動を開始したものの、リーダーゾウの経験不足により、道に迷った可能性が考えられるという。

~上海ジャピオン2021年6月4日発行号

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