浦東の養蜂場で蜂が大量死 原因は広東省産の砂糖?

9月14日(金)、浦東花木鎮農溝村の養蜂場で、一晩の間に養蜂中の蜂が全滅する事件が起きた。蜂が死んだ原因は、飼料として使用した広東省産の砂糖に微量の農薬が混じっていたためと見られている。
 中科院上海植物生理生態研究所の専門家は、蜂は敏感な生物で、人体に影響のない程度の微量な農薬でも、死に至る可能性が十分あると指摘。また、養蜂主が同日より飼料の砂糖の種類を変えたことに対し、こうしたわずかな飼料成分の変化が、蜂へ悪影響を与える可能性もあると述べている。
 養蜂主がこの砂糖を購入した場所は、浦東にある農業貿易批発市場。パッケージには広東省産と記載されており、安全な農作物の基準となる「緑色食品」のマークもついていた。
 今回の事件による、同所の蜂蜜の損失額は、約3万元。また、同所の経営者によれば、養蜂場の再建には、約1年半の時間と、1・5万元の資本が必要となるという。
(9月14日)

~上海ジャピオン9月21日発行号より

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