新たなコロナワクチンが登場 1回接種で重症化防止率9割

上海市で最近、接種1回で効果を発揮する遺伝子組み換え型新型コロナウイルスワクチン「アデノウイルスベクターワクチン(アデノウイルススベクター5型)Ad5―nCoV」の接種が始まったことがわかった。

このワクチンは、製薬会社「康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)股份公司」と中国人民解放軍軍事科学院軍事医学研究院生物工学研究所が共同開発。このワクチンは臨床試験において、1回の接種で4週間後に発症を防ぐ効果が65・28%、重症化を防ぐ効果は90・07%。ウイルスの突然変異にも一定の保護作用を持つ。

また市衛生健康委員会によると、5月13日(木)時点での市民の新型コロナウイルスワクチン接種が計2051万回分に上ったことが判明。218のコミュニティセンターなどに会場を設け、市における1日最大の接種可能回数は74万回に達する。

(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2021年5月21日発行号

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