上海の時給制臨時従業員が100万人突破 兼職で収入アップ

 上海の時給制臨時従業員数が100万人を超えている。時給制臨時従業員数の14%は高校や大学を卒業して3年以内の若年層で、知識や技能を必要とする職に就いているケースが多いことも特徴のひとつ。上海市労働社会保障局が2月6日発表した2006年度時給制臨時従業員調査からわかった。
 時給制臨時従業員は、比較的自由であることや、仕事経験の蓄積、技術の習得、交流能力の向上、見聞を広めることなどに有利であることから、現在求職中の卒業生の多くが選択肢のひとつに置いている。
 上海の時給制臨時従業員の特徴としては、兼職しているケースの多いことが挙げられる。8000人の時給制臨時従業員を対象に実施した最近の調査で、兼職者は51・1%と半数以上。
 専門家によると、兼職している人の学歴レベルは総じて高く、主に専門的技術を必要とする仕事に就いているという。例えば、通訳者全体のうちで兼職労働者の占める割合は81・7%、身体トレーニング関連の仕事では61・6%を占めている。(2月7日)
~上海ジャピオン2006年2月10日発行号より

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