上海鉄道局は1月16日(水)、ことし中に総額200億元を投じて10路線の鉄道建設に着手すると発表した。うち6路線は、最高速度が現在の最速路線より50㌔速い、時速300㌔に達する超高速路線となる。
計画路線のうち、北京―上海間を結ぶ高速路線「京滬高速鉄道」は、北京南駅から上海虹橋駅までを結び、全長1318㌔、総投資額1680億元に上る予定。かねてから注目されていた路線の初の着工となり、上海ではことし、上海―寧波間の建設を始める。
このほか、上海―寧波を結ぶ「滬寧都市間鉄道」、上海、杭州、寧波を結ぶ旅客専用路線などが着工。完成すれば、長江デルタ地域に大規模な鉄道ネットワークが誕生することになる。
また、同局では同時に、各鉄道施設の改修や新設も開始する。「上海駅」の北広場では大規模な改修工事が始まり、全プラットホームを高さ1・25㍍に統一するほか、新たに天蓋を設置する。竣工は2010年の予定。(1月18日)
~上海ジャピオン1月25日発行号より