女性専用テレビチャンネルの成立に対する関心が、性別を越えて高まっている。上海師範大学女性研究中心が2月24日発表した「女性頻道(欄目)的設立和女性発展-関於上海設立女性頻道(欄目)的調査」から明らかになった。
調査では、「同チャンネルの成立が必要」と答えたのは男性で48%、女性で73%。さらに、もし同チャンネルが成立した場合に番組を視聴すると答えたのは男性で70%、女性で90%に達した。
また、「同チャンネルで放映する番組内容として何に重点を置くべきか」という質問では、男女ともに多様化と答えた人が最も多かった。ところが興味深いことに、女性では2番目に多かった答えが「女性の自立」であったのに対し、男性では「男女の調和」であった。
「同チャンネルでどのような番組内容に興味を引かれるのか」という質問では、女性の場合、20歳~29歳でファッション、30歳~44歳で感情心理、45歳以上で道徳的教養がそれぞれトップであった。
調査プロジェクトの責任者でもある市政協委員の朱易安氏は、「女性専用テレビチャンネルの成立は女性によるメディアの獲得だけではない。同時に、女性の感情の動きや思考方法を男性に理解してもらう最適のツールとなる」と答えた。(2月24日)
~上海ジャピオン2006年3月3日発行号より