映像と音楽の新圧縮規格として注目を集めているMP4だが、消費者の理解不足や、メーカーによる定義の違いなどの問題が指摘されている。
問題の理由のひとつとして、MP4の国家統一基準の整備や、業界内の標準化の遅れがある。このため、同じMP4と謳った商品でありながら、メーカーにより性能に大きな違いがある。市場では、MP4という商品でも、販売するメーカーにより価格に10倍以上の差が生じているケースもあるという。
また、一見MP3との関連性を連想させる「MP4」という名称自体にも、問題を複雑にしている要因がある。(2月28日)
~上海ジャピオン2006年3月3日発行号より