うちのシェフ自慢
東湖路に佇む庭付きの老房子「Diage」が心機一転。スペインから招いた陽気な一流シェフウィリー氏の名をとり、スペイン料理店「El Willy(エル・ウィリー)」として生まれ変わった。
店内はシックな老房子を、遊び心を交えてエスニック風にアレンジ。キュートな器でサーブされるタパスを囲んでいる内に、自然と会話も弾みそうだ。
自慢はウィリー氏の家庭の味を再現した全12種類のパエリヤだ。一般的なパエリヤに比べ、たっぷりと入ったスープが特長。お米も〝アルデンテ〟とも表現すべき絶妙な歯ごたえに仕上がっており、彼のセンスが光る逸品だ。
また、ランチは48元(1品)、78元(2品)、98元(3品)の3種類。「バルセロナスタイルバーガー」など、スペイン料理ならではのメニューが楽しめる。
Willy
30歳。スペイン・バルセロナ出身。「曽祖父から始まって家族みんなが食いしん坊」と自身で笑って語るように、美食家族の中で幼少期を過ごし、良質な食に触れる機会を得る。16歳から料理の道へ。ミシュラン2つ星ホテルで修行後、フランスやアメリカなど各国で精力的に経験を積む。2007年ワイン会社「トレス」の企画で一年を掛けて中国各地35カ所を廻る中、同店オーナーと出会い意気投合。2007年末より老房子にてその腕を揮う。
①ホタテのセビーチェとアボカドのサラダ/60元
口の中でとろけるホタテと、レモンで和えられたさっぱりアボカドの相性が抜群
②牛ホホ肉とフルーツのパイ包み/45元
柔らかさを追求し、じっくり5時間煮込んだ牛ホホは信じがたい柔らかさ
③ロブスターのジューシィーパエリヤ/180元(2人前)
野菜ストックとロブスター、シャコでダシをとり、コクのある深い旨みを実現
④流れ出るチョコレートケーキ・グリーンティーアイス・カルダモン風味のトマトのジャムのセット/45元
舌触りなめらかな仏産の濃厚チョコが魅力
El Willy(エル・ウィリー)
TEL: 5404-5757
住所: 東湖路20号
営業時間: 11時~翌1時(日曜定休)
予算:ランチ48元~
ディナー200元~
~上海ジャピオン3月14日発行号より