お手製のシャドーボックス作品たち!
中澤さんの紹介で伺ったのはシャドーボックスの作品が自慢の大木さん。大変細かい作業で見事な仕上がり!
2次元から3次元へ カッターとシリコンで
アメリカから上海に渡って来てから2年半になる大木雅代さん。彼女が現在、一番夢中になっているのがシャドーボックス作品の制作だ。
シャドーボックスとは、2次元である絵を立体的に積み重ねることで、3次元に見せるアート。通常は5~8枚の同じ絵を遠近法の原理に従ってカッティングし、そのパーツをシリコン樹脂で持ち上げて、立体に演出する。設計図があるから、比較的取り組みやすいそうだ。
約10年前のサンディエゴに駐在中に雅代さんはシャドーボックスと出会った。その後しばらくシャドーボックスから離れた時期もあったが、上海でも材料が揃い、習うことができると知り、また楽しむようになる。今では教室に通い、手を休める合間にも、他の作品を見て研究するほど。「細かい作業なので、初めの頃は目が疲れたり、変に力が入って肩が凝ったりしましたが、慣れたら大丈夫です!」と楽しそうに語る。
彼女の作品作りの楽しみは、自分の好みや部屋の雰囲気に合った絵柄、そして額縁を選ぶことにもあるようだ。
友人たちとの共同制作 お喋りの合間に
「作るのも楽しいけど、一番嬉しいのは共通の趣味を持った友達ができたことかな」と、はつらつとした笑みを浮かべる雅代さん。過去には、本帰国することになった友人のために、作品作りをする仲間4人で力を合わせて仕上げ、プレゼントしたこともあった。
シャドーボックスはこれからも友人たちとのお喋りの合間に手を動かす、そんな楽しいひとときの主役になってくれることだろう。
細かい作業に欠かせない道具
すっきりとした素敵なリビング
雅代さん
物件情報
◇地区:徐匯区◇間取り:3LDK 150㎡◇家賃:非公開◇築年数:10年◇サービス:家具家電込み、管理費込み、オートロック、BS1、BS2、スポーツジム、プール◇交通:地下鉄駅より徒歩10分
⇒NEXT WEEK
大木さんの自慢のお隣りさんは
パスタマシーンが自慢の大井さん宅
香港駐在中にシェフに習った本格イタリア料理。イタリア製のマシーンでパスタからオッソブーコまで!
~上海ジャピオン3月28日発行号より