上海市政府は、9月20日(木)に開いた記者会見の席上で、2009年
から着工していた軌道交通22号線が開通し、28日(金)から試運転を
行うことを発表した。
同線は、「金山鉄道支線」とも呼ばれ、「上海南」駅から「金山衛」駅間
に全9駅を設置し、両駅を32分で結ぶ。
車両は中国版新幹線(動車組)と同車両を使い、8両編成で、最大積載
人数は788人。
客席は1、2等席を設け、連結部にトイレと荷物棚を設置する。
走行速度は、最大で時速160㌔に達し、1日の運行便数は、試運転
期間中で15往復、うち直行便が4往復、各駅停車便が11往復。
正式運行開始後は36往復となる。また、短距離路線のため、新幹線
(動車組)ではなく、普通軌道交通列車に区分される。
運賃は当面、初乗り3元、全行程で10元に設定し、市公共交通カード
が使用できる。
なお、切符の実名制は導入せず、座席指定は不可となっている。
(9月21日)
~上海ジャピオン2012年9月28日号