国民的ミルクキャンディー メラミン問題後、生産を再開

 上海冠生園食品有限公司は、10月5日(日)、シンガポールやオーストラリアなどで有害物質メラミンが検出されたため、停止していたミルクキャンディー「大白兔?糖」の生産を再開したことを発表した。
 同製品は、国外輸出分にメラミンが混入していた問題を受けて、9月25日(木)、国内販売を停止し、販売中の商品を全て撤去。また輸出もストップし、海外出荷分についても回収していた。今回生産は再開したが、製品の再出荷の具体的な見通しについては現在のところ未定。
 同公司では、問題発覚後、すぐに関係者に事情を確認、社内に同事件に対応する緊急プロジェクトチームを組んで対応に当たった。
 このほかに、聯合利華中国有限公司は、10月1日(水)、香港及びマカオで販売しているミルクティー4製品についてもメラミン混入が発覚し、回収を発表した。ただし、同製品は、大陸地区では販売していない。(10月5日)

~上海ジャピオン10月10日発行号より

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