上海市環境局は、12月9日(月)、市が再び重大な大気汚染に見舞われたことを明らかにした。
市では6日(金)、微小粒子状物質「PM2・5」濃度が、1立方㍍当たり400㍃グラムを超えた。その後数値は降下、8日(日)8時に62時間続いた「重度汚染警報」が解除されたものの、午後には再び「中度汚染」を発表。市中心気象台は、同日4時55分、「濃霧オレンジ警報」を発令。市内中心部の視認距離は1㌔以下、松江区・崇明区・奉賢区・青浦区などでは約100㍍となった。9日(月)13時、市で観測された「大気汚染指数(AQI)」は224、「PM2・5」濃度は、1立方㍍当たり325・3㍃グラムと、深刻な状況を示した。同日は、強い寒気の到来に伴い濃霧の緩和が期待されたが「PM2・5」濃度が上昇。北方から汚染された空気が流れ込んできたほか、排気ガスや工業汚染が原因とされる。(12月9日)
~上海ジャピオン2013年12月13日号