市内に現存する最大の石庫門建築群「建業里」の改築プロジェクトの一環として、建業里内に石庫門建築を活かしたホテル式サービスアパートメントを建設する計画が進んでいる。
改築プロジェクトは、建業里を大きく東区と西区に分けて行うもので、同サービスアパートメントは西区に建設される。運営には国際的なホテルマネジメント会社を起用し、80~100部屋を提供していく。
同時に、東区では建築物の補修に努め、1930年代の面影を再現すると同時に、現代的性能を兼ね備えた石庫門住宅群となる予定。
「建業里」は、建国西路にある1930年代に建築された赤いレンガ造りの総合住宅群で、面積は1・74万平方㍍。
94年に市級建築保護建物に指定されている。また03年には、「市歴史文化風貌区と優秀歴史建築保護条例」に基づき、同地区に居住する約1100世帯の有償転居を実施。05年にほぼ転居を終えている。(7月6日)
~上海ジャピオン7月11日発行号より