8月25日(月)、市内で極地的な集中豪雨が発生し、1万1000戸余りが浸水、さらに150を越える道路が冠水する被害があった。この豪雨の影響で、一部地域では信号機の故障も相次ぎ、同日7時~14時半までに、市内全域で計3165件の交通事故が起こった。
落雷を伴う豪雨は6時ごろに発生。上海中心気象台では、5時54分~6時25分までの約30分間、黄色警報(警報レベルは上から赤、橙、黄、青)を発令した。さらに7時31分には、警戒を強め赤色警報を発令。市水害対策司令部でも、6時半に第Ⅲ級応急体制を呼びかけた。
最大降水量は徐匯田林地区で記録され、同日14時までに合計162㍉に達した。そのうち、7時~8時までの1時間だけで、117㍉という降水量を記録。市内主要地区では、50㍉以上で暴雨を見なされており、今回のように1時間に100㍉を超える降雨量は、実に100年に1度と見られている。
(8月25日)
~上海ジャピオン8月29日発行号より