今日もホテルDeトレビア~ン ロフトスタジオ Vol.29

外は木々、部屋はロフト これが「L’otel」スタイル



 高級ホテル泊まりたい願望は尽きませんが、それとはまた違う意味で、泊まってみたいのが、〝デザイナーズホテル〟ってものでございます。
昨年10月に上海南駅近くに完成した「L’otel」もその1つです。何でもロフト付きの部屋を備えているとか。
しかも、その部屋が60%オフなのです。
 大学時代に部屋探しする時、「ロフト部屋」に憧れた私にとって、これは捨て置けない情報!
気づいたときには既に、ホテル見学するために、上海南駅に降りたっていました。

自然とのハーモニー

 上海南駅から徒歩10分。
周囲が小区なので、「こんな場所におサレなホテルが…」との不安にかられましたが、そのホテルはちゃんとありました。
こちらは、「自然とのハーモニー」をテーマに日本人デザイナーがデザイン。
ロビーの壁の一面には植物が配され、敷地内にガーデンも備わります。
今は冬なので小枝に少し寂しさが感じられますが、新緑の季節は期待大。
スタッフの方によると、最近藤の木も植えたところで、今後もどんどん充実を図っていくそうです。
 なお、敷地内はノースモーキング。
ニコチンではなく、自然の空気を吸い込みましょうということでしょう。


部屋にプチ螺旋階段!

 そして、スタッフの方に案内され、憧れのロフト部屋に潜入。
部屋にはソファーや薄型TV、冷蔵庫、テーブルなどが備わります。
そしてトレ・ビア~ン! ありましたよ、部屋の真ん中に小さな螺旋階段が!
 テンションを高まらせ、階段を上った先には、清潔感ある真っ白なベッドが、でんと構えておりました。
そして、ここにも薄型TVが!
ベッドには普通の枕のほかに、低反発枕も。
ホテルで低反発枕ってあんまり見かけませんよね?
また、「自然とのハーモニー」がホテルのテーマだけあり、ベッドの横には植物の鉢もありました。
 それにしても、ロフトから部屋を見下ろすこの感じ、たまりませぬ。
まるで城から城下町を見下ろす、王妃マリー・アントワネットにでもなった気分!
……というのは、流石に興奮し過ぎでしょうか。
 ちなみにバスルームは、バスタブこそありませんが、シャワーボックスに、フォレストタイプと手持ちタイプの2種類が備わっておりました


朝食後はお散歩へ?

 宿泊の場合、朝食ビュッフェ(1人48元)はガーデンを見渡せる1階の「莱夢餐庁」で。
テラス席もあるので、コーヒー片手に外での朝食もいいですね。
コーヒーは、オーナーこだわりの「UCC」だそうですし。
 自然とロフト部屋。こうしたデザイナーズホテルの形もいいものでございますね。

~上海ジャピオン2月13日発行号より

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