上海市品質技術監督局や市工商局など、市の食品安全監督管理部門は、9月19日(木)の中秋節を前に、市内で販売される月餅を対象に、抜き打ち検査を実施。その結果、全233ロットのうち2ロットが不合格となった。
不合格になったのは、防腐剤に基準値以上のデヒドロ酢酸を使用した、上海美京食品有限公司の「水果味広式月餅」と上海鑫春華食品有限公司の「広式蓉沙類月餅」の2種。市品質技術監督局は同2社に対し、リコールを要請している。
市内では、各店がオリジナルの月餅を販売。中でも、老舗菓子店「王家沙」のザーサイ・肉入り月餅「搾菜鮮肉月餅」が人気を集めており、1日当たり3~4万個売れている。
一方で、ベーカリーショップ「克莉絲汀(クリスティーン)」の月餅券の偽物が出回っているとして、同店と警察が調査を進めている。(9月16日)
~上海ジャピオン2013年9月20日号