中国中央テレビ(CCTV)は、3月15日(土)に放送した、商品の品質や食の安全に関する番組「毎週質量報告」内で、サプライヤー企業「杭州広琪貿易会社」が、「ブレッド・トーク(麺包新語)」など上海市内のベーカリー店に、賞味期限を偽装した輸入原料を供給していたことを報道した。
これに対し上海市食品薬品監督管理局は、同社及び親会社である「福基食品販売有限会社」製関連商品の差し押さえと、全面的な調査を行うことを発表。この件について同店は、公式ウェブサイト上にて、浙江省杭州市内の店舗で「杭州広琪貿易会社」から小麦粉を購入したことがあると認めたものの、賞味期限切れのものの購入を否定。
同局による商品差し押さえ及び検査は、今後しばらくの間続く見通し。これまでに、事件に関わりがあるとみられる7人が拘束されているほか、偽装に使用された疑いのある機器が押収されている。(3月17日)
~上海ジャピオン2014年3月21日号