花見茶会に便乗
今日は呉ジッチャン、将棋仲間を誘って、近所の公園で茶会を開くんだと。茶会と聞いて、オラが黙っている訳にはいかない。しかも今は、気候も良くて新緑もキレイときた。外でのんびり将棋や花札を楽しむってのも、なかなか乙な過ごし方だよな。「ミィミィ、出かけるぞ」。ジッチャン! 待ってたぞ。
これぞ茶菓子
桜の花を鑑賞しつつ、ポケーッと…なんて贅沢な時間だ。「よし、オレの勝ちだ! ハッハッハッ」。「ちくしょう、負けた~」。楽しそうだな。「さてミィミィ、今日のおやつは〝酥糖〟だ」。待ってました♪ パクッ…口に入れた瞬間にぼろぼろと形が崩れ、口いっぱいにゴマの風味が広がる。このねっとりとした〝キナコ棒〟みたいな甘さ、クセになるな。「これはな、湖北省の三大特産品の1つで、昔から茶の供として親しまれてきたんだよ。さあさ、茶も飲め」。ズズーッ、茶を飲むと、ほのかにキンモクセイの香りがして、後味が爽やかだな。
桜を愛でながらの茶会は、うんと甘い砂糖菓子で決まり! よし、お気に入りに認定だ。
~上海ジャピオン2014年4月18日号