オススメポイント
同書は作者である韓寒が、30年の人生と生活の中で感じたこと、体験したことについて語った雑文集です。いつもと変わらず歯に衣着せることなく、様々なテーマについて意見を語ります。批判を恐れずに語る彼の思想は客観的で成熟しており、鋭い視点で、目には見えない社会問題を批判し、真実を炙り出していきます。
「僕はデマ以外なら、何でも発信してきた。僕は幸せ者、新しい文化を創り出してきたんだから」と彼は言います。一字一句編集されていない韓寒の思いの丈を、すべて文章に乗せたような雑文集となっています。
韓寒が語る、社会の在り方とは
2013年、文学作品を次々と発表し、一躍中国の著名人となった韓寒は、30年の人生を振り返り、自らの歴史や、家族のこと、自らの感情を語り出した。後に「韓三篇」と呼ばれるようになった社会的な3つのテーマを、彼特有の語り口で綴っていく。平和を愛す韓寒の、新しい文化、社会についての考え方とは?
恐れを知らない若手作家、韓寒の散文、雑文集。
~上海ジャピオン2014年4月25日号