4月2日(木)、9時45分頃、上海市浦東新区世紀大道の高層ビル「SWFC(上海環球金融中心)」にて、外壁清掃用のゴンドラが揺れ出し、窓に衝突する事故があった。
当時、ゴンドラには2人の清掃員が乗っていた。事故現場を記録した映像によると、約3㍍大のゴンドラが50㍍超の振り幅でブランコのように揺れ、91階と92階のガラスカーテンウォールに繰り返し衝突、2枚の窓ガラスを破損し、少量の破片が落下した。これを受け、91~93階のレストラン「世紀100餐庁」は、修理のため一時営業を停止。
目撃者によると、清掃員は恐怖に脅えた表情で、助けを求め続けていたという。幸い、清掃員は軽い擦り傷を負ったのみで命に危険はなく、落下したガラス片によるケガ人も出ていない。詳しい事故原因については、現在調査中。
同ビルのガラスカーテンウォールには、4万枚のガラスを使用。専用ゴンドラは20台、30人のスタッフが清掃に当たっている。(4月3日)
~上海ジャピオン2015年4月10日号