全国で多発する運転トラブル 35%以上のドライバーが経験

上海市を含む中国全土で近頃、運転中の割り込みや追い越しなどに 腹を立てたドライバーが過激な報復行動を取る「ロード・レージ(路怒症)」が多発していることがわかった。

市黄浦区にある瑞金医院精神科医師はこれについて、近頃の深刻な交通渋滞に加え、ドライバーの運転歴が浅く運転技術が未熟であること、交通マナーの非遵守などを指摘する。

2012年に中国科学院心理研究所が行った調査によると、上海、北京、広州の3都市におけるドライバーの35%以上がいわゆる〝路怒族〟に属することがわかった。

なお5月3日(日)、四川省成都市で前方車両の急な車線変更に腹を立てた男性ドライバーが、運転手の女性を引きずり下ろし、顔面を激しく殴打する出来事が世間の注目を集めている。

専門家は、ロード・レージは病に属さないとし、運転中は音楽を聴いたり深呼吸したりするなどして気持ちを落ち着かせ、ストレスを減らすことが大切との見解を示している。(5月8日)

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(写真は新華ネット上海より)

~上海ジャピオン2015年5月15日号

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