上海名産「刀魚」が絶滅危機 来年より漁禁止の可能性

農業部漁業漁政管理局は、最近「国家重点保護野生動物リスト」の水生野生動物に関する調整案を公開。上海市の名産である「刀魚(チョウセンエツ)」の漁獲が今後禁止される可能性が浮上した。

刀魚は回遊魚で、毎年3~4月頃産卵のため、上海市北部の長江を逆上。この時期は特に脂がのって美味だとして、近年の乱獲や、工業排水による水質汚染が原因で個体数が減少、種の絶滅が危惧されている。毎年3月に漁が解禁され、市の市場では150㌘以上の重量の刀魚は、500㌘当たり6000元で取引されている。国家保護野生動物に指定された場合、来年より漁や販売が禁止される。

 

~上海ジャピオン2016年04月01日発行号

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