中国香港メディアは8月9日(火)、発がん性物質を生成する
場合がある、塩酸分解法を用いて作られたタンパク加水分解物
配合の「化学醤油」が、中国で市場に出回っていると報じた。
これに対し上海品質技術監督局は、昨年第3四半期時点の調査
では、市では同醤油は発見されていないと発表している。
国内では、醤油は醸造醤油と混合醤油の2つに分類。国家基準
によると、混合醤油中の醸造醤油の比率は50%以上と定めており、
化学物質のみを使う「化学醤油」は違法となっている。
ただ業界関係者の話では、実際のところ醸造醤油と混合醤油を
見分けることは困難で、違法商売人により、全ての醤油を醸造
醤油として販売している可能性を指摘する。
なお、醸造醤油の国家基準と混合醤油の業界基準の改正が進め
られている。(8月11日)
~上海ジャピオン8月19日号