浙江省南東部から出発

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。２０１７年最初の旅は、浙江省南東部に位置する温州市からスタート！今回は週末だけで回れるように、３００㌔強の国道３３０号線にしたんだ。長距離の旅は今月末から始まる春節休みに取って置きたいからな。

温州市は海に面していて貿易が盛んな都市。昔から商売上手な人が多くて、温州人は〝中国のユダヤ人〟とも呼ばれているらしい。北の方には「雁蕩山」や「楠渓江」のような有名観光地があるんだけど、３３０号線からは少し外れちゃうから、今回はこの壮大な東シナ海を背に内陸へ進んでいくぜ！

 

 浙江省の〝黄龍〟を観賞

よ～し、次の市である麗水市に到着。名前の通り、本当にキレイな水が流れているな～。まずは地図で観光スポットを確認しよっと。えっ〝黄龍風景区〟!?「黄龍」って確か四川省にあった気が…。って、よ～く見ると「縉雲黄龍風景区」だった。まったく紛らわしい、なんで同じような名前を付けるかな…でも、気になったから行ってみよう。ほえ～、川の向こう側にある、あの切り立った岩はスゴイな。どうしてあんな風になったんだろう。えっ、山登りもできるのか、きっと頂上から見える景色は格別だろうな。まあ、写真で見る四川省の「黄龍」に負けず劣らずの景色だな。

浙江省では、前に寧波市や舟山市も巡ってるんだけど、風光明媚な場所が本当に多くて好き。ゴールの建徳市の寿昌はまだ行ったことがないから楽しみだぜ。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ！

～上海ジャピオン2017年1月6日発行号