上海市第一中級人民法院は、昨年6月に徐匯区の「上海市世界外国語小学 浦北路校」近くで発生した、児童と保護者4人の殺傷事件の初公判を最近実施。被告の男に対し、一審判決で死刑を言い渡した。
被告は当時、同校から約130㍍離れた路上で男子児童3人と保護者の女性1人を切り付け、児童2人が死亡、女性と男児に軽傷を負わせた。警察の調べで、事件前に被告が市や広東省広州市の幼稚園や小学校を撮影し、犯行場所を決めていたことが判明。また、犯行当日の6月28日(木)は、犯行の4時間前である7時頃から、ナイフを携帯して児童を待ちぶせていた。被告は、仕事が見つからず社会への報復として凶行に及んだと話している。
男は精神疾患が認められたものの、犯行が計画的かつ残忍で社会に深刻な影響をもたらしたとして、同判決に至った。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2019年5月31日発行号