上海市人民検察院によると、市では近頃、未成年者を狙って金銭などを騙し取る事件が多発している。
長寧区では最近、警察の協力者を騙って下校中の児童に近付き携帯電話を騙し取った男が、詐欺の容疑で起訴された。
男は、警察に協力して事件を解決したいので、犯人を捜すため手伝ってほしいと複数の児童に話しかけ、携帯電話を借りたまま持ち去った。
また、インターネット上の詐欺も多発。4月上旬には徐匯区の企業にて、男が同社社長になりすまし、メッセンジャーアプリ「QQ」を通じて200万元を自身の銀行口座に振り込ませる出来事があった。
その後、社員が異変に気付き、警察に通報、男の口座を凍結した。(5月17日)
~上海ジャピオン2015年5月22日号