上海市に本社を構える旅行予約サイト「Ctrip(携程)」は3月5日(木)に開催したオンライン発表会上で、「旅行復興V計画」を発表。同社と100カ所以上の旅行地や様々なブランドと共同で10億元規模の基金を設立し、旅行業界の復興を目指すことがわかった。
同社によると旅行業界は、世界のGDPの10%以上を占めていたが、今回のウイルスの流行で最も打撃を受けた業界となった。同計画では、中国国内50以上の省・市における観光地、また海外地域のオーストラリアやタイ、日本・沖縄などと協力し、旅行における消費活動を活性化させる。
また同日に発表された「2020旅行目的地復興指数報告」では、中国の消費者は上海市や北京市など一級都市周辺をはじめ、花見、ピクニックなどで季節を感じられる場所、「親子」、「古都」、「グルメ」といったテーマに対する関心が高いことが明らかになった。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2020年3月13日発行号