2010年度の春季大学入試が12月19日(土)に実施され、
4500人余りの受験生が、市内22カ所の試験場で、試験に臨んだ。
春季入試は、大学入試の競争を緩和するために開始された。
しかし入学が半年遅れるため、周囲から落第生の烙印を押されるなどといった理由で、近年、受験者は減少。
大学側からも、人数が少ないためクラスの編成が困難で、
教育計画が立てにくい、などの不満が挙がっていた。
そこで上海大学と上海商学院では、昨年から「春季受験、秋季入学」の制度を試行。
同制度では、秋季入学の生徒と同時に入学するため、
生徒間の軋轢が生じるのを防ぐと同時に、大学側のデメリットも解決する。
今年から新たに数校の大学が参加を決めており、新たな制度としての確立が期待されている。
(12月19日)
~上海ジャピオン12月25日/1月1日号より