上海市で3月30日(火)10時頃、大気顆粒物濃度が急激に上昇。一時的に黄砂を記録したことがわかった。
上海気象台によると、同日は北東の風に乗って黄砂が到来。市では10時にPM10を主とする中度の大気汚染を記録したほか、12時~13時に掛けて重度の大気汚染に匹敵する顆粒物濃度500に到達。その後同日夜から31日(水)に掛けて、雨が降ったことなどから濃度は低下し、4月1日0時に空気質量が回復した。
ほか上海気象台は4月1日(木)2時半、濃霧黄色警報を発令。市内の沿岸エリアでは、視程が500㍍未満の濃い霧に包まれた。これを受け、市内を運航するほぼすべての渡し船が欠航。渡し船を利用する市民が長時間足止めを強いられ、乗船を諦めて帰路に就いた市民も多かった。ほか、虹橋国際空港や浦東国際空港離発着の航空便も、欠航や遅延などの影響が出た。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年4月9日発行号