上海市浦東新区で最近、ある女性がネットスーパー「盒馬鮮生」のアプリを通じて同丁香国際店で購入・配送した生食パン「幸運生吐司」に、生きたネズミ一匹が混入し、パンの上にネズミのフンが散乱するという出来事が発生。同区市場監督管理局が調査に乗り出したことがわかった。
この女性はすぐに、害虫処理会社にネズミの処理を依頼し、同スーパーのカスタマーセンターに連絡。同スーパーは女性に謝罪し、商品価格の10倍の金額を弁償するとしたが、女性は弁償の問題ではないとこれを拒否した。
同局花木所の初期調査では、今回の生食パンを製造・販売している企業や工場、倉庫などに立ち入り調査を実施したものの、営業許可証や害虫対策に問題は見当たらず、スーパー保存時かデリバリー時、または消費者の自宅でネズミが侵入した可能性が高いという。なお同スーパーは、該当商品の販売を市内全域で中止している。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年4月16日発行号