川のほとりに佇む
近年、軌道交通が次々と開通し、お出掛けがグッと便利になった金沙江路エリア。
「瑞華公館」は清代末期頃、中国の伝統芸能「昆曲」を研究するために建てられ、その後、住宅や工場、学校として使われた。中洋折衷のデザインが特徴的で、中庭のある四合院のような造りでありながら、茶色と赤レンガを使った、バロック風の外観がおもしろい。また内部も、部屋により中華式と様式の装飾に分かれる。ここは元々、今の位置から80㍍西に位置していたが、曳家工事により今の場所に移動した。
蘇州川のほとりに佇む中洋折衷は、ぜひ写真に収めたい美しさだ。
~上海ジャピオン2022年1月14日号