裁判所は、豚肉を違法販売した業者4人に対し、懲役1年3カ月、罰金1万6千元などの実刑判決を言い渡した。
4人は、昨年6月ころより、養豚場から死因不明の豚などを正規の手続きを経ずに買い付け、ひき肉などに加工して、野菜市場内の店舗で販売していた。豚肉はいずれも、本来義務付けられている獣医の衛生検査を受けずに販売されていた。
その後、上海市獣医疾病診断センターが行った検査から、豚肉には病原性のレンサ球菌が含まれていることが明らかになった。同病原菌は人に感染する恐れもあり、今回の事件が市場に多大な経済損失を与えることも懸念されている。
裁判所は今回の事件に対し、食品の衛生は市民にとっても深刻な問題となるもので、彼らの行動は許されるものではないとした。
(10月14日)
~上海ジャピオン10月20日発行号より