上海―杭州を結ぶリニア 14年完成に向けて動き出す

 中国鉄道部は3月13日(土)に開かれた第11期全国人民代表大会第3回会議の記者会見上で、
上海と浙江省杭州市を結ぶリニアモーターカーの建設プロジェクトが、
すでに認可されていることを明らかにした。
総投資額は220億元で、2014年に完成予定。
現在は、具体的な研究を進めている段階だという。
 現在、中国で使用されているリニアモーターカーは、
上海浦東国際空港から上海市内までの約31㌔区間のみ。
上海―杭州間が開通すれば、全長約199㌔になる。
 発着駅は、それぞれ上海虹橋駅と杭州新東駅。
総合交通ターミナル工事を行っている虹橋駅では、
すでにリニアモーターカーの建設予定地を残して工事を進めている。
また、杭州新東駅でもプラットホーム3面4線規模での建設を進めており、12年10月に完成予定。
 上海―杭州間のリニアモーターカー建設計画は、06年3月に発表されていた。
08年には浙江省政府が10年から建設を開始すると発表していたが、
路線の最適化などの面で紆余曲折があり、滞っていた。
(3月13日)

~上海ジャピオン3月19日号より

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