上海市金山区疾病コントロールセンターは10月22日(土)、18歳以上の中国籍市民を対象に、吸入型新型コロナウイルスワクチンの接種予約受付を始めたことを明らかにした。
この吸入型ワクチンは9月4日(日)に中国国家薬品監督管理局によって緊急使用が承認されたもの。国内企業の「康希諾生物股分公司(カンシノ・バイオロジクス)」が開発し、世界で初めて使用が承認された吸入型ワクチンだ。注射型ワクチンと同様の成分が含まれ、霧状のワクチンを吸い込むことで、呼吸器と肺に届き粘膜の免疫反応を起こすことができる。新型コロナウイルス感染は主に呼吸器粘膜の細胞から感染することから、従来の注射ワクチンより抗体が早く形成され、効果維持期間が長いとされている。接種は霧状のワクチンを10秒間で吸い込み、5秒間息を止めることで完了。現状は注射型ワクチン接種を終えた人のみが接種対象。(10月23日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2022年10月28日