自身でペイントしたタンス
田中さんの紹介でご訪問する小山さん宅は、トールペイントの教室になっているそうです!
北京で始めたトール 絵の具の少なさが難点
木、陶器などの小物や家具を絵の具で塗るトールペイント。アメリカで発展し、日本でも人気だが、上海にも教室が幾つかある。今回お邪魔した小山さん宅もそのひとつ。
妻の仁美(ひとみ)さんが、友人からトールペイントを教わったのは、小山さん一家が北京に暮らしていた頃。最初は、久しぶりに手にする絵の具に戸惑ったが、始めてしまえば面白く描けたそう。その後、2000年に一家で上海へ来てからも続け、すでにペイント歴は足掛け7年になる。
最初は木のコースターからスタートし、鏡、タンスと、徐々に大きなものへ挑戦した。ペイントするものはIKEAで揃えるが、絵の具は上海には種類が少なく大変だとか。一時帰国の際は、何十本と購入するというから驚きだ。
「一度描き始めると、朝昼晩と熱中してしまいます」と笑う仁美さん。今後は木のほか、缶、ガラス、陶器にも挑戦したいと楽しそうに話す。最近は娘の穂莉(みのり)ちゃんも興味を示していて、母娘で一緒に描く日も近そうだ。
自ら教える立場に 教室の雰囲気は和やか
そして現在、仁美さんは近所の友人を集め、週に一度トールペイント教室を開いている。
教えていて大変なのは、イメージを口で伝える時だ。
右・娘の穂莉ちゃん 左・仁美さん
それでも、手本を描いて見せたり、失敗を修正して整えてあげたりしながら、和気あいあいとした雰囲気で楽しんでいる。友人同士で情報交換ができるリラックスしたムードも嬉しいそう。いつか日本に住むことになれば、本格的に教室で勉強したいと、仁美さんは夢を語る。
ぎっしり買い込んだ絵の具の一部
物件情報
◇地区:閔行区
◇間取り:3LDK(147.82㎡)
◇家賃:非公開
◇築年数:10年
◇サービス:家具家電製品込み、管理費込み、ADSL込み、
日本人学校バス、BS1・2、NHKワールド、スポーツジム、
テニスコート、プール、レストラン
◇交通:バス停より徒歩10分
⇒NEXT WEEK
友人の石井さん宅のブームはゴルフ。
なんと親子3人で夢中だとか!
~上海ジャピオン11月3日発行号より